学校日記

楽しんで感動させる演奏を

公開日
2024/11/01
更新日
2024/11/01

部活動

最高の音楽で最幸の空間に

3年生にとっては最後の晴れ舞台。
どんな曲を演奏しようか、どんな演出をしようか。
演奏したい曲がありすぎて、なかなか決められなかった。
みんなで意見を出し合って悩んだ時間も今思い返すと贅沢な時間だった。
でも演奏時間はわずか30分だけ。
その30分には、ブラスバンド部全員の思いがギュッと詰め込まれている。
初めの1音から最後の1音まで、みんなを楽しませたい。工夫を凝らし、みんなで作り上げた新中ブラスの音楽を楽しんでもらえただろうか。

主役ともいえるドラムさばきと思わず手拍子してしまうリズムカルな「シュガーソング」
夏のコンクールで演奏した1音1音こだわりぬいた「ラ・レーヌ ヴィクトリア」
セバスチャンとアリエルになりきった演出で笑い声が体育館いっぱいに広がった「アンダー・ザ・シー」
バスケットボールのアニメ映画の主題歌に合わせて行ったフリースローチャレンジで最高潮に盛り上がった「ベストヒットスペシャルメドレー」
どれも大満足の演奏ができました。


3年生。
入部当初は、なかなか音が鳴らなくて本当に演奏できるようになるのか不安だったよね。自分の音と向き合ったおかげで、少しずつ上達していきました。今では、「先輩みたいになりたい」って目を輝かせる後輩がいます。立派な先輩でした。
決して、前に出て何かを表現することを得意とする生徒ばかりではなかったけれど、内に秘める想いはみんな熱かった。指揮とみんなの音がバシッと合ったとき。みんなと表現の仕方を考えるとき。演奏中の真剣なまなざしと目が合うとき。幾度となく、君たちと音楽を作る喜びを噛みしめていました。
「感動させる音楽」「聴いている人を魅了する音楽」
とは、どういうものなのか。真剣に考えて、苦手なことにも取り組むことができたからこそ最高のステージになったのだと思う。

3年間お疲れさま、そして、「最幸」の時間をありがとう。
大好きだったよ、君たちの音楽。